望診:顔面や前腕部の色を診て推測します。 聞診:声の強弱・高低を聴いて推測します。 問診:現在の身体の状態を質問して、訴える症状を起こしている原因を推測します。 切診:腹診と脈診から成ります。 腹診:おなかの五臓の配当部位を触診して、病が五臓の何処からのものなのかを推測します。 脈診:手首の脈を診て、全身の状態を確認してから五臓の配当部位から、病が五臓の何処が原因なのかを推測します。 これらの「四診法」から病がどこから来て、どういうものなのかを類推して証を決定します! |
病の証が決まったら、肘から先・膝から先の部位の経穴(ツボ)に鍼をします。鍼と言っても皮膚に接触する程度なので、何をされたのか分からないと思いますが、これが本治法です! |
その後、症状に合わせてうつ伏せになり、横向きになり症状を軽減させる様な鍼や灸(この場合の鍼も入れて数ミリ、灸は熱さを感じる前に脈状が良い状態になったら取り除きます)を全身に行います。これが標治法です! 最後に仰向けになり全身の気血の流れを良くした後に、四診法を行い体が本来持つ機能を高める良い方向に働きだしているのかを確認して経絡鍼灸術は終わります (四診法は一鍼・一灸毎に行います) 経絡鍼灸術の効果は発病して日の浅い病気ほど早く治ります。一回の治療で激しい症状がピタリと軽減する事もしばしばあります。慢性症状になりますと、すぐには結果が出ない病もありますが、まずは五回受けてみて、その後の自分の身体の調子を施術前と比べてみて下さい。違いを分かって貰えると確信してます! |